目的
組込み開発の現場では、なんだかんだでC言語が一番多く用いられており基本の開発言語となります。パソコンでお手軽にプログラミング・コンパイル・リンク・実行が試せるネイティブ環境[1] … Continue readingを構築します。
プログラミング学習だけでなく、思いついたアルゴリズムをマイコンボードで動かす前に試作確認してみたり、マイコンボードで思い通りに動かないソースコードを部分的に取り出してパソコン上でデバッグしたり、いろいろ使い道があります。
環境構築
実は環境構築というほどのこともなく、マイコンボードの開発環境を構築していれば既に使えるようになっているというレベルのものです[2]お金を払わないと用意できなかった時代もありました。相当昔のことですが…。
Linux(Ubuntu等)がおすすめですが[3]WSL 2(Windows Subsystem for Linux 2)やVirtualBox、VMWareなどの仮想化環境にUbuntuを入れるという手もあります。、WindowsパソコンであればCygwin、MSYS2あたりがお手軽です。ここでは、以下の記事で紹介しているRaspberry Pi Pico開発環境でも使用するMSYS2の例を紹介します。
MSYS2インストール方法
以下のページに記載の手順に従ってInstallationを実施します。躓きそうな部分は特に見当たりません。
基本的なパッケージは上記手順でインストールされていますので、必要に応じてその他パッケージをインストールします。
$ pacman -S vim
“vi”という名でvimが起動できるようにaliasを設定しておきます[4]恒久的に設定する場合は~/.bashrcに追記しておきましょう。。
$ alias vi='vim'
デフォルトだとvimにコピペできないので、以下の対応をしておきます。
$ vi ~/.vimrc
if has('win32unix')
vnoremap "*y :'<,'>w !cat > /dev/clipboard
endif
シェルを再起動します。
コンパイル・実行
$ vi test.c
#include <stdio.h>
int main() {
printf("Hello world.\n");
return 0;
}
$ gcc test.c $ ./a.exe Hello world.
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