概要・特徴
Raspberry Pi財団が独自に開発したARM Cortex M0+デュアルコアのRP2040マイコンを搭載した開発基板です。
別の記事で紹介したいと思っていますが、Picoは2個用意して1個をエミュレータとして接続することでブレークポイント・ステップ実行ベースのデバッグが可能となります。単価が安いということもあるので最初から2個購入しておくのがおすすめです。
おすすめポイント
- Arduinoに次いでマイコン学習用としてメジャーな存在であるため、インターネットで情報が集めやすいです。
- SDKやサンプルコードが充実しています。
- 単価が安い。格安といってよいと思います。
ネガティブポイント
- 付属品はなにもないので、USBケーブルなど別途自分でそろえる必要があります。
- ピンヘッダが実装されていません。付属もしていません。使い勝手を考えるとピンヘッダ実装(半田付け)はほぼ必須です。
- 開発環境は複数のソフトを組み合わせて構築する必要があります。公式の手順に沿って進めればよいのですが、それなりの知識がないと躓く可能性はあります。逆にいえば環境構築含めていろいろな経験が積めるともいえます。
購入するならあわせて入手しておきたいもの
- USBケーブル(A-Micro B)
パソコンと接続して電源供給及びプログラムを書き込むのに必要です。データ通信用のもの(充電専用ではないもの)を用意してください。
- ピンヘッダ、ピンコネクタ
Picoにはピンヘッダが実装されていません。使い勝手を考えるとピンヘッダ実装はほぼ必須となります。半田セットが必要なのがネックではありますが、マイコン学習を続けていくなら半田セットは持っていて損はないのでこの機会にそろえてもいいと思います。尚、半田付け作業としては最も簡単な部類の作業になるので初心者でもなんとかなる、と思います。半田セットは最後に紹介します。
- ブレッドボード
別の記事で紹介したいと思っていますが、Picoは2個用意して1個をエミュレータとして接続することでブレークポイント・ステップ実行ベースのデバッグが可能となります。その際、2個のボードを扱いやすくするためにブレッドボードがあると便利です。
上のものよりクオリティは落ちますが「安い方がいい!質は俺様がカバーする!!」という方にはこちらがおすすめです。実は私も使っています^^
- ジャンパーワイヤ
ブレッドボード同様、2個のPicoを接続したりするのに必要です。
- タクトスイッチ
Picoにはリセットボタンがついていないので、後付けするために必要です。なくても何とかなるかもしれませんがあった方が圧倒的に便利です。
※こんなにたくさんはいらないですけど^^
- 半田セット
私が考える必要最小限かつ必要十分な半田セットを紹介しておきます。
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