Windows 10環境のMS-IMEにおいて、日本語モード・英語モードの切り替えは「半角/全角」を使いますが、実は日本語キーボード環境(JIS配列キーボード環境)であればデフォルトでCaps Lockキー(英数キー)でも日本語モード切替(IME ON/OFF)ができるようになっています[1]意外に知らない人が多いような気がしてます。。
Linux(Mozc)でもいくつかの設定を行うことで同様の運用が可能です。ただし、VirtualBox上にインストールしたLinux[2]確認したVirtualBoxのバージョンは「6.1.18 r142142」だと、誤動作してしまう様なのでその対象方法についても紹介します。
Linux(Mozc)の設定について
インプットメソッドとしてMozcが選択されていることが前提になります。以降Debian 11を例に紹介しますが、Ubuntuでもほぼ同様です。
①Mozcの設定画面(Mozcプロパティ)を開く。
※Mozc設定アプリがインストールされていない場合は「sudo apt install mozc-utils-gui」でインストールしておく
②「キー設定→キー設定の選択→編集…」を開く。
③入力キーでソートし、「Eisu」の設定を以下の様に変更する。
④GNOME Tweakを開く。
⑤「キーボードとマウス→キーボード→追加のレイアウトオプション」を開く
⑥「その他の互換性に関するオプション」を開き、「Both Shift together enable Caps Lock」にチェックする。
以上の設定を行い再起動することで、Caps Lockキーで日本語モード・英語モードの切り替えが可能になります。
VirtualBox上の仮想マシンにインストールしたLinuxの場合
この場合、前述の設定のみだと意図通り動作しません。VirtualBox側のソフトキーボードからだと想定通り動作するので、ホストからのキー転送のあたりで誤動作してしまう様です。
いろいろ試した結果、「Windows側の設定で「半角/全角」キーとCaps Lockキーを入れ替える」という対処で落ち着きました。レジストリを変更することになりますが、「Change Key」というフリーソフトを使用することで簡単に設定可能です。
※尚、普段からCaps Lockキーを本来の機能(アルファベット大文字固定モード移行)で常用している人には向かない設定になります。あまりいないとは思いますが。
コメント